用語解説 じどううんてん

自動運転とは

自動運転とは、システムが周囲を認識して車の加減速やハンドル操作を担う技術のことです。この記事では、SAEが定めたレベル0〜5の違い、ロボタクシーの利用方法、料金について分かっている範囲、Waymoの公共交通連携、ロンドンで起きている反対の動きを整理します。

自動運転とは、人間のドライバーに代わってシステムが周囲の状況を認識し、加速・ブレーキ・ハンドル操作を行って車を走らせる技術です。運転を手助けする機能から、運転席に誰もいない無人走行まで、システムが担う範囲の広さによって「レベル」で区別します。

自動運転とは:レベル0〜5の違い

自動運転の段階は、米国の自動車技術者協会(SAE)が定めた0〜5の6段階で示すのが一般的です。レベル1〜2は「運転支援」です。システムが操作を手伝いますが、周囲を監視する責任はドライバーにあります。レベル3では、決められた条件の下でシステムが運転の主体になり、システムから要請があれば人間が運転を引き継ぎます。レベル4は、限られた地域や条件の中で人間なしに走れる段階です。レベル5は、条件を問わない完全な自動運転を指します。

ニュースで「自動運転」と呼ばれるものには、市販車に載っている運転支援機能と、運転席に人がいないロボタクシーの両方が含まれます。記事を読むときは、どのレベルの話なのかを最初に確認すると誤解を避けられます。

何ができるのか・使い方

一般の利用者が自動運転に最も直接触れられるのは、ロボタクシー(自動運転タクシー)です。当サイトで取り上げた米Waymoはロボタクシーを運営しており、利用者は同社のアプリを通じて乗車します。

エンジニア向けに一般的な仕組みを説明すると、自動運転システムは次の4つの処理を繰り返しています。

- 認識:カメラなどのセンサーで周囲の車や歩行者をとらえる - 予測:周囲の車や歩行者がこの先どう動くかを予測する - 計画:自車が進む経路を決める - 制御:決めた経路に沿って車を動かす

ただし、各社が具体的にどのセンサーやソフトウェアを使っているかは、当サイトの記事からは確認できていません。

料金

ロボタクシーの運賃の水準は、当サイトの記事では確認できていません。このため、ここでは金額を挙げません。

料金に関わる事実として確認できているのは、Waymoが9月22日に発表した特典プログラムです。Visaカードで公共交通機関に乗ると、Waymoのアプリ内で使える乗車クレジット「Waymo Cash」がもらえます。対象はまずサンフランシスコ・ベイエリアの従業員で、今後は一般の利用者や他の都市へ広げる計画です。同社によると、利用者の半数以上は公共交通も使っています。

誰が作っているのか・事業への影響

当サイトの記事で確認できるロボタクシー事業者はWaymoです。競合他社の動向は、ここで紹介している記事では扱っていないため、この記事では挙げません。

事業面で注目すべき点は2つあります。1つ目は、公共交通との関係です。Waymoの特典プログラムは、ロボタクシーを公共交通の競争相手ではなく、組み合わせて使う移動手段として位置づける動きです。自治体や交通事業者との連携が事業の広がりを左右する可能性があります(これは筆者の推測です)。

2つ目は、既存の運転手からの反発です。The Registerの報道によると、ロンドンのタクシー運転手たちがサディク・カーン市長に対し、ロボタクシーの導入に歯止めをかけるよう求めています。具体的な要求の内容、対象となる事業者、市長側の反応はまだ分かっていません。

DXや新規事業の企画担当者にとっては、技術が成熟しているかどうかだけでなく、地域の交通事業者や働く人たちとの合意形成も導入の条件になる、という点が検討材料になります。

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