Anthropic(アンソロピック)は、大規模言語モデル「Claude」シリーズを開発・提供している米国のAI企業です。検索で「Anthropic」と出てきた場合、多くはこの会社か、その製品であるClaudeを指しています。
Anthropicとは:誰が作った会社か
Anthropicは2021年に、OpenAIにいたダリオ・アモデイ氏、ダニエラ・アモデイ氏らが設立しました。AIの安全性の研究を事業の中心にしている点が特徴です。あらかじめ決めた原則(「憲法」)に沿ってモデルの振る舞いを調整する「Constitutional AI」という手法を公表しています。
主な出資者にはAmazonとGoogleがいます。生成AIのモデル開発での直接の競合は、ChatGPTのOpenAIや、GeminiのGoogleなどです。
何ができるのか:Claudeのモデル
Anthropicの製品は「Claude」という名前にまとめられています。モデルは性能・速度・コストのバランスに応じて複数の系統に分かれています。2026年9月時点で提供されているのはFable 5.1、Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 4.5で、このうちHaikuは軽くて速い用途向けです。
主な用途は、文章の作成と要約、コードの生成とレビュー、長い文書の読み込み、画像を含む入力の理解などです。
Sonnet 5.5について、ITmedia NEWSは「料金を据え置いたまま処理速度を30%以上高め、タスク当たりのコストは最大で3割減る」と報じました。TechCrunchによると、同社はこのモデルを大幅に安く速い「仕事の相棒(work partner)」と位置づけています。ただし、比べた相手のモデルや速度の測り方、ベンチマークの数値は、当サイトではまだ確認できていません。
使い方:3つの入り口
1つ目は、Webやアプリで使うチャット(claude.ai)です。企画・DXの担当者が業務に使えるかを試すなら、まずここからになります。
2つ目はAPIです。エンジニアが自社のシステムやサービスにClaudeを組み込むときに使います。公式SDKからモデルIDを指定して呼び出します。Amazon BedrockやGoogle CloudのVertex AIといったクラウド経由でも使えます。
3つ目は開発者向けのClaude Codeです。コードを読んだり書き換えたりする作業をAIに任せられるツールで、ターミナル、デスクトップアプリ、Web、IDEの拡張機能から使えます。
料金:どこを見ればよいか
チャットには無料プランと、月額の有料プランがあります。APIは、入力と出力のトークン量に応じて払う従量課金です。単価はモデルごとに違い、上位のモデルほど高くなります。
金額は改定されることがあるため、この記事では具体的な価格を載せていません。導入を検討するときは公式の料金ページで最新の単価を確認し、使う量を見積もってください。モデルを選ぶときは、まず中位のモデルで試し、精度が足りなければ上位、コストを抑えたければ軽量モデルへ切り替えるのが現実的です(これは当サイトの推奨で、Anthropicの公式な指針ではありません)。


