用語解説 アイディーシーエフクラウド

IDCFクラウドとは

IDCFクラウドはIDCフロンティアが運営するクラウドサービス。不正アクセスと障害で顧客データの取り出し・復元が困難になり、その後一部が復元できる見込みと報じられた。経緯と、分かっていないこと、利用者や検討者が確認すべき点を整理する。

IDCFクラウドは、IDCフロンティアが運営するクラウドサービスです。現在このサービスが注目されているのは、不正アクセスを受けて顧客データの取り出しや復元が困難になり、その後一部のデータが復元できる見込みになったと報じられたためです。

IDCFクラウドとは

IDCFクラウドは、IDCフロンティアが提供するクラウドサービスです。当サイトの過去記事で確認できる事実は、運営元がIDCフロンティアであることと、顧客がこのサービス上にデータを置いて利用していることです。

具体的な機能やプラン、対応OS、データセンターの所在地は、当サイトの取材範囲では確認できていません。この記事では推測で補わず、確認できている範囲だけを書きます。

不正アクセスと障害で何が起きたか

報道を時系列で並べると、次の3点になります。

1つ目は、IDCFクラウドで障害が発生し、顧客データの取り出しや復元が困難な状況になったことです(ITmedia NEWS報道)。復元は顧客自身が取得していたバックアップに頼ることになる、と伝えられました。

2つ目は、管理画面に攻撃者によるものとみられる「お前たちのクラウドはわれわれのもの」というメッセージが表示されたことです(ITmedia NEWS報道)。運営元はこのメッセージの内容について説明しています。

3つ目は、一部のデータが復元できる見込みになったことです(Impress Watch報道)。データの外部流出については「確認されていない」とされています。

一方、次の点は現時点で分かっていません。障害と攻撃の発生日時、侵入の経路、影響を受けた利用者の数、復元できるデータの範囲、復旧の時期です。

料金・使い方を調べている人へ

「IDCFクラウド 料金」「IDCFクラウド 使い方」で検索してこの記事に来た方もいると思います。ただ、当サイトでは料金体系や操作手順の情報を確認できていないため、金額や手順は書きません。正確な情報は運営元の公式な案内で確認してください。

導入を検討しているなら、料金表を見るより先に、今回の事案について運営元が出している説明を読むことをすすめます。確認したいのは、原因の特定状況、再発防止策、顧客データの保護をめぐる責任分担の考え方です。

利用者と検討者が考えるべきこと

今回の報道で重要なのは「復元は顧客自身が取得していたバックアップに頼る」という点です。クラウド事業者の基盤そのものが攻撃を受けると、事業者側でデータを戻せない場合があることを示しています。

エンジニアにとっては、バックアップを同じクラウドの中だけに置かず、別の場所にも持っておくべきだという教訓になります(これは当サイトの見解です)。事業会社の企画・DX担当にとっては、契約時に「事業者がどこまで責任を負うのか」を確認する必要性が見えた事案です。

運営元と今後の焦点

運営元はIDCフロンティアです。投資家の視点では、被害の規模、顧客への補償、利用者離れの有無が焦点になります。ただし、これらについて確認できる情報は現時点でありません。競合サービスとの比較も、当サイトでは根拠となる情報を持っていないため扱いません。続報が入りしだい、この記事を更新します。

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