スマートグラスとは、メガネの形をした本体にカメラ、スピーカー、バッテリーを組み込んだウェアラブル端末です。製品によっては映像を目に見せる仕組みも持ちます。スマートフォンを取り出さずに、掛けたまま撮影したり、AIを呼び出したりするための道具です。
スマートグラスとは:本体に何が入っているのか
具体例として、Metaが2026年8月26日に日本で発売した「Meta Glasses」を取り上げます。レビューされたのはレクタングル型の「Meta Adventurer」です。左右のテンプル(つる)にカメラ、スピーカー、基板、バッテリーが入っています。レンズ周りではなく、つるの中に電子部品をまとめているのが、この製品の設計上の特徴です。
映像を表示する方式のひとつに「網膜投影」があります。目の網膜に映像を直接映す方式です。CNET Japanの報道によると、TDKはこの網膜投影に使うミラーを超薄型にする技術を開発しました。
使い方:何ができるのか
Meta Adventurerでは、右テンプルの根元にアクションボタンがあります。このボタンに割り当てる機能は、スマートフォンの「Meta AIアプリ」で変更できます。カメラ操作などに使えます。つまり、本体のボタンで操作し、細かい設定はスマホアプリで行う構成です。エンジニアの方は、本体単体ではなくスマホと連携して動く端末として捉えると分かりやすいでしょう。
事業での使い道は、参考にした記事には書かれていません。ここからは当サイトの推測です。カメラ・スピーカー・AIを両手を使わずに扱えるので、作業しながら記録を残したり、音声で情報を確認したりする現場業務とは相性が良いと考えます。ただし、業務用の管理機能や他のシステムとの連携があるかは確認できていません。導入を検討する際は、メーカーに直接問い合わせる必要があります。
料金:いくらで買えるのか
参考にした記事には、Meta Glassesの価格が書かれていません。そのため、この記事では金額を載せません。最新の価格はMetaの公式サイトや販売店で確認してください。TDKの技術もまだ部品段階の発表です。この技術を使った製品の価格や発売時期は分かっていません。
誰が作っているのか:メーカーと普及の課題
今回の2つの事例から、プレイヤーは大きく2種類に分けられます。
- 完成品を自社ブランドで売る企業:Meta - 薄型化や表示を支える部品・技術を開発する企業:TDK
スマートグラスは部品が大きいため、見た目がかさばりやすく、それが普及の妨げになってきました。TDKの網膜投影ミラーの薄型化は、まさにこの課題に向けた技術です。ただし、製品化の時期や、どのメーカーが採用するかは報道からは分かりません。
投資家の方への補足です。競合を正確に比べるには、各社の製品ラインや出荷台数のデータが必要です。参考にした情報だけでは市場シェアや競合の順位は判断できないため、この記事では断定しません。追うべきポイントは2つです。完成品メーカーが「普通のメガネに見える」デザインをいつ実現するか。そして、それを支える部品メーカーがどこになるかです。

