Sarashina(サラシナ)は、SB Intuitionsが提供する国産の大規模言語モデル(LLM)です。現在は無償ベータ版の「Sarashinaサービス」として公開されていて、チャットとAPIで6つのモデルを使えます。
この記事は、ZDNET Japan、Impress Watch、PR TIMESの報道や発表の見出しをもとにしています。見出しから分かることと、まだ分からないことを分けて書きます。
Sarashinaとは:国産LLMの無償ベータ版
Sarashinaは、国内企業が開発した生成AI、いわゆる「国産LLM」です。Impress Watchは、SB Intuitionsが6つのモデルを無料で公開したと報じました。ZDNET Japanは、提供元をソフトバンクの子会社と伝えています。
6つのモデルがそれぞれどう違うのかは分かっていません。パラメータ数などの規模、得意な用途、性能の評価結果も、見出しの段階では公表されていません。
Sarashinaの使い方:チャットとAPI
使い方は2つあります。
1つ目はチャットです。画面上で直接話しかけて使います。企画やDXの担当者が、まず自分の業務で使えるかを確かめる入口になります。
2つ目はAPIです。ZDNET Japanによると、自社のシステムに組み込める形で提供されます。エンジニアは、自社のアプリや業務システムから呼び出して、国産LLMを試せます。
APIの仕様は確認できていません。具体的には、エンドポイント、認証方式、SDKの有無、使えるコンテキスト長などです。利用申し込みの手順や、どんなユーザーが対象かも分かっていません。実際に組み込む前に、公式の案内で確認する必要があります。
Sarashinaの料金:今は無償ベータ版
ベータ版は無償で使えます。これは3つの報道や発表すべてで一致しています。
一方で、次の点は分かっていません。
- 無料で使える範囲(リクエスト数やトークン数の上限) - ベータ版の期間 - 正式版に移るか、移るならいつか - 正式版の料金体系
そのため、本番の業務に組み込む計画を立てるなら、料金が変わる可能性を前提にしておくべきです。これは当サイトの判断です。
開発元と競合
開発・提供元はSB Intuitionsで、ソフトバンクの子会社が提供していると報じられています。通信大手のグループが自ら基盤モデルを開発し、APIで外部に提供しているという構図です。
競合については、参照した報道には記載がありません。ここからは当サイトの推測です。利用者は、海外の汎用LLMや、他の国内企業が開発するLLMと比べて選ぶことになるはずです。比べるときの軸は、日本語の精度、データの扱い、価格の3つでしょう。ただし、比較できる性能データはまだ公表されていません。
まだ分からないこと
まとめると、確認できている事実は3つです。国産LLMであること、無償ベータ版であること、チャットとAPIで6つのモデルを使えること。
モデルの規模と性能、利用上限、ベータ版の期間、正式版の料金は、まだ分かっていません。続報が出たら、この記事を更新します。


