用語解説 グーグルワークスペース

Google Workspaceとは

Google Workspaceは、Googleが提供する組織向けの業務アプリ群です。Gmail、ドライブ、ドキュメント、Meetなどを1つの契約で使えます。この記事では、できること、使い方、料金プランの考え方、Geminiとの関係、Microsoft 365などの競合を解説します。

Google Workspace(グーグル ワークスペース)とは、Googleが企業や団体向けに提供している業務アプリ群です。メール(Gmail)、カレンダー、ストレージ(Google ドライブ)、文書・表計算・プレゼン(ドキュメント、スプレッドシート、スライド)、ビデオ会議(Google Meet)、チャット(Google Chat)を、組織のアカウントでまとめて使えます。

Google Workspace とは:無料版との違い

旧称は「G Suite」で、2020年に現在の名前に変わりました。個人が無料で使うGmailやドキュメントと、アプリそのものはほぼ同じです。違いは次の3点です。自社ドメインのメールアドレスを使えること。管理者が管理コンソールで利用者、端末、共有範囲をまとめて管理できること。ファイルを個人ではなく組織が持つ「共有ドライブ」を使えることです。

どのアプリもブラウザで動き、ファイルはクラウドに保存されます。そのため、1つの文書を複数人で同時に編集でき、変更履歴も自動で残ります。ファイルをメールに添付して何度もやり取りする必要がなくなる点が、この製品の基本的な特徴です。

使い方:企画・DX担当とエンジニアにとってできること

企画・DX担当の典型的な使い方は、部署ごとに共有ドライブを作って資料を集約することです。会議はカレンダーから予約してMeetで行い、社内アンケートや申請はGoogle フォームで集めてスプレッドシートで集計します。

エンジニアにとっての要点は自動化と連携です。JavaScriptベースの「Google Apps Script」を使うと、スプレッドシートの更新をきっかけにGmailを送るといった処理を、サーバーを用意せずに書けます。Gmail、ドライブ、カレンダーなどにはREST APIがあり、管理系の操作にはAdmin SDKが用意されています。外部のIDプロバイダとSAMLでシングルサインオンを構成することもできます。

料金:プランの選び方

料金は利用者1人あたりの月額で決まります。中小企業向けには「Business Starter」「Business Standard」「Business Plus」、大企業向けには「Enterprise」系のプランがあります。プランによって、1人あたりのストレージ容量、Meetの参加人数や録画の可否、セキュリティ機能、管理機能が変わります。

価格は地域や契約形態によって異なり、改定されることもあるため、この記事では金額を書きません。導入を検討する際は、Googleの公式料金ページで最新の金額を確認してください。

Gemini との関係:生成AIで文書を作る

当サイトの報道によると、Googleは生成AIアプリ「Gemini」上で、文書、PDF、プレゼンテーション、スプレッドシートなどを生成、プレビュー、編集できるようにしたと公式ブログで発表しました。ただし、今回の情報源は見出しのみです。どの料金プランや地域が対象か、どのファイル形式に対応するか、いつから使えるかは確認できていません。

誰が作っていて、競合は何か

開発・提供元は、Alphabet傘下のGoogleです。最大の競合は、MicrosoftのMicrosoft 365(Outlook、Word、Excel、PowerPoint、Teams、OneDrive)です。チャットや会議といった個別の機能では、SlackやZoomなども選択肢になります。

新しい動きとして、OpenAIが「ChatGPT Space」を発表しました。ZDNET Japanは見出しで、これをGoogle Workspaceの代替になりうるツールとして取り上げています。ただし、機能、対象者、料金、提供時期は確認できていません。

以下は当サイトの推測です。GoogleがGemini側にも文書作成の機能を広げていることと、OpenAIが業務ツールの分野に参入しつつあることを合わせると、今後の競争の焦点は「AIがどこまで業務文書を作れるか」に移っていく可能性があります。

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