用語解説 ディープシーク

DeepSeekとは

DeepSeekは中国企業が開発するAIモデルとその開発元です。新モデル「DeepSeek-V4.1-Flash-1017」の無償公開、HuaweiのAIチップ向け開発ツール6種の公開、米国土安全保障省による政府機関からの排除命令を整理し、料金・使い方の分かっている範囲と分かっていない範囲を示します。

DeepSeek とは

DeepSeek(ディープシーク)は、中国の企業 DeepSeek と、同社が開発する AI モデルの名前です。最新の話題は新モデル「DeepSeek-V4.1-Flash-1017」の無償公開です。PC Watch の見出しによると、このモデルはコード関連の評価で Anthropic の Opus 5 を上回りました。

この記事では、当サイトがこれまでに報じた 3 本のニュースをもとに、エンジニア、企画・DX 担当者、投資家それぞれが知りたい点をまとめます。確認できていない点は「分かっていない」と書きます。

何ができるのか(モデルと開発ツール)

DeepSeek が手がけているものは大きく 2 つあります。

1 つ目は AI モデルそのものです。DeepSeek-V4.1-Flash-1017 はコード系の評価で高い成績を出したとされ、プログラミング支援の用途で注目されています。ただし、どの評価指標でどれだけ上回ったのか、モデルの規模がどれくらいかは、見出しだけでは分かりません。

2 つ目は AI 開発ツールです。DeepSeek は Huawei と提携し、Huawei の AI チップ「Ascend」向けに「TileLang」を含む 6 つの開発ツールをオープンソースで公開しました。GIGAZINE の見出しによると、狙いは NVIDIA の CUDA への依存を減らすことです。TileLang 以外の 5 つのツール名と機能はまだ分かっていません。

使い方と料金

今回のモデルは「無償で公開」されたと報じられています。一方で、ライセンスの条件(商用で使えるかどうか)や、どの環境で動かせるかは見出しからは分かりません。

API やチャットサービスの料金も、当サイトの記事では扱っていません。この記事では金額を載せません。導入を検討する場合は、DeepSeek の公式情報で料金とライセンスを直接確認してください。

開発元と競合

開発元は中国の企業 DeepSeek です。性能の比較相手として名前が挙がっているのは Anthropic の Opus 5 で、DeepSeek は米国のトップクラスのモデルとコード性能で競り合う立場にあります。

ハードウェアでは、NVIDIA の CUDA を中心とした開発環境に対して、Huawei の Ascend 側につく構図です。以下は当サイトの推測ですが、Huawei との提携は、米国製の GPU が手に入りにくくなっても中国国内のチップで AI を開発・運用し続けるための布石と読めます。

米国政府の排除命令と導入時の注意

ITmedia NEWS によると、米国土安全保障省は DeepSeek の製品を連邦政府の民間機関から排除する命令を出しました。背景には安全保障や情報管理への懸念があるとみられます。対象となる製品の範囲、排除の期限、対象機関の詳細は分かっていません。

日本の事業会社が業務で使う場合は、性能や価格に加えて、入力したデータをどこで処理・保管するのか、取引先や海外拠点の規制に引っかからないかも確認が必要です。米中対立が AI の調達にまで広がっていることは、投資家にとっても DeepSeek の事業リスクを測る材料になります。

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