自動運転タクシーとは
自動運転タクシーとは、人間の運転手の代わりに自動運転システムが車を運転し、乗客を目的地まで運ぶタクシーサービスのことです。英語では「ロボタクシー」と呼ばれます。指すのは車そのものではありません。車両、自動運転ソフト、配車の仕組みを組み合わせた「移動サービス」全体を指します。
普通のタクシーとのいちばんの違いは、運転を人ではなくシステムが担う点です。ただし、運転席に人が乗らない形で走らせるのか、安全のために人を乗せて走らせるのかは、事業者や段階によって違います。日本で計画されているWaymoの運行でも、車内に人が乗るのかはまだ分かっていません。
使い方(どうやって呼ぶのか)
自動運転タクシーは、基本的には配車サービスとして使います。乗る人が車を呼び、目的地まで乗る流れです。事業の上で大事なのは、利用者がどこから車を呼ぶのか、つまり「配車の窓口」を誰が持つかです。窓口には、自動運転企業が自分で持つ形と、配車プラットフォームと組む形があります。
この点で動きがありました。米TechCrunchによると、WaymoはUberとの関係を2028年1月に終えることを認めました。どこまでの協業がなくなるのか、その後Waymoがどうやって配車サービスを提供するのかは、まだ明らかになっていません。
日本での具体的な乗り方(アプリや乗れる場所など)は、当サイトで確認できた範囲ではまだ発表されていません。
料金
日本で自動運転タクシーに乗る場合の運賃は、まだ発表されていません。そもそも、2027年に始まる日本での取り組みが、運賃を取る営業なのか、試験として走らせるだけなのかも分かっていません。
事業会社の企画やDXの担当者にとっては、今はまだ料金を比べたり導入費用を見積もったりできる段階ではありません。注目すべき点は次の3つです。
- 運賃を取る営業として始まるかどうか - どの地域で走るか - 何台で始めるか
これらが発表されれば、送迎や移動サービスとの組み合わせを具体的に考えられるようになります。
誰が作っているのか:Waymoとトヨタ
日本で今いちばん具体的に進んでいる計画は、Waymoとトヨタの組み合わせです。トヨタの電気自動車「bZ4X」がWaymoの自動運転タクシーの車両に使われ、2027年に日本で走らせる予定です。
ただし、この計画の伝え方は報道によって違います。CNET Japanは「試験」と伝え、GIGAZINEは「運行開始」と伝えています。どちらの報道でも、地域・台数・運賃・車内に人が乗るかは分かっていません。
投資家の視点で見ると、自動運転タクシーは次の3者の関係で成り立つ事業です。
- 車両をつくるメーカー(今回はトヨタ) - 自動運転技術を持つ企業(Waymo) - 配車の窓口となるプラットフォーム(米国ではUber)
Waymoが日本では国内の自動車大手と組み、米国ではUberとの関係を終える流れは、この3者の組み方が見直されつつあることを示しています。これは公開されている事実から当サイトが推測したものです。なお、当サイトの情報源の範囲ではWaymo以外の競合については確認できていないため、この記事では扱っていません。


