Replit(レプリット)とは、ブラウザ上でコードを書き、実行し、公開までできるクラウド型の開発環境です。いまは、文章で指示するとAIがアプリを組み立てる「Replit Agent」を中心にした、AIによるアプリ開発サービスとして知られています。
Replit でできること
手元のPCに開発環境を入れる必要はありません。ブラウザを開けば、PythonやJavaScriptなど多くの言語でプログラムを書いて動かせます。作ったWebアプリはReplit上で公開(デプロイ)でき、URLを共有すれば他の人にも使ってもらえます。複数人で同じコードを同時に編集することもできます。
中心にあるのはAIです。「社内の備品貸し出しを管理するWebアプリを作って」のように文章で頼むと、Replit Agentがコードを書き、必要な設定まで進めます。エンジニアにとっては試作を速くする道具です。コードを書かない人にとっては、動くものを自分で作る手段になります。
Replit の使い方
基本の流れは次の4段階です。
1. 公式サイトでアカウントを作る 2. 新しいプロジェクトを作る。言語やテンプレートを選んで自分で書くか、作りたいものをAgentに文章で伝える 3. 実行して動きを確かめ、直したい点をAIに頼むか自分で書き直す 4. デプロイして公開する
事業会社の企画・DX部門なら、社内ツールの試作品や、PoC(概念実証)用の画面を短い期間で作る用途に向いています。ただし社内データや顧客データを扱うなら、事前に情報システム部門とデータの扱いを確認しておくべきです(これは当サイトの推奨で、Replitの規約に基づく指摘ではありません)。
Replit の料金
無料で始められるプランと、有料のプランがあります。チームや法人向けのプランもあります。AI機能は使った量に応じて費用が増える仕組みのため、月額料金だけで総額は決まりません。
具体的な金額は、改定される可能性があるため本記事では書きません。導入前に公式の料金ページで最新の内容を確認し、AIをどれくらい使うかの見込みと合わせて見積もってください。
運営会社と競合
運営は米国のReplit社で、共同創業者のAmjad Masad氏がCEOを務めています。
競合は次の3つに分けて見るのが分かりやすいでしょう(この分け方は当サイトの整理です)。ブラウザ上でAIがアプリを作るサービスとしてLovable、Bolt.new、Vercelのv0。AIを使ったコード編集の道具としてCursorやGitHub Copilot。クラウド上の開発環境としてGitHub Codespacesです。
最近の動き:既定のAIをOpenAIに切り替え
TechCrunchによると、ReplitのCEOが、既定で使うAIモデルをAnthropicからOpenAIに切り替えたこと、Anthropicとの協業を終了したことを明らかにしました。当サイトが確認できているのは見出しだけです。理由、時期、対象となる機能、利用者がモデルを選び直せるかは分かっていません。
Replitの中核はAIによるアプリ開発なので、どのモデルを使うかは、生成されるコードの質やコストに直結します(これは当サイトの見方です)。利用中の人は、今後の公式発表で、使えるモデルや料金がどう変わるかを確認してください。

