用語解説 ギャゾー

Gyazoとは

Gyazoは、画面の一部を撮ってすぐURLで共有できるキャプチャ共有サービスで、運営はHelpfeelです。基本の使い方と料金の考え方、競合を説明します。不正アクセスによる大規模な情報流出が判明し、サービスは停止中です。利用前に確認したい点もまとめました。

Gyazoとは

Gyazo(ギャゾー)は、パソコンの画面の一部を撮影すると、その画像をすぐにクラウドへアップロードしてURLで共有できるサービスです。運営はHelpfeel(ヘルプフィール)で、画像をファイルとして保存・添付する手間を省き、リンクを貼るだけで相手に画面を見せられる点が特徴です。

OSに標準で入っているスクリーンショット機能との違いは、撮影とアップロードと共有URLの発行が一度に済む点です。撮った画像はWeb上の履歴に残るため、あとから見返したり共有し直したりできます。

使い方と何ができるのか

基本の流れは次のとおりです。

1. 専用アプリをインストールする 2. アプリを起動し、撮りたい範囲をドラッグで選ぶ 3. 自動でアップロードされ、共有URLが発行される 4. URLをチャットやチケット、ドキュメントに貼る

エンジニアの場合、バグ報告やコードレビューで画面の状態を伝えるとき、Issueやチャットにリンクを1本貼るだけで済みます。企画やDXの担当者なら、操作マニュアルや社内問い合わせで「この画面のここ」を示す用途に向いています。画像のほかに、短い画面操作を動画やGIFとして撮る機能もあります。

料金

Gyazoには無料で使えるプランと、機能が増える有料プランがあります。保存できる量や履歴の扱い、法人向けの管理機能はプランによって違います。具体的な金額やプランの中身は変わることがあるため、ここでは書きません。導入を検討するときは公式サイトで最新の料金表を確認してください。

法人で使う場合は、料金に加えて、どこにデータが保存されるか、削除したデータがどう扱われるかも確認しておくべきです。理由は次の節で説明します。

運営会社と大規模な情報流出

Gyazoを運営するHelpfeelは、不正アクセスによる情報流出を公表しています。日経クロステックの報道によると、流出した情報は6.9億件にのぼり、利用者がすでに削除したデータも含まれていました。

Helpfeelは9月25日に第二報を出し、利用者が過去に削除した画像のメタデータ約1億7400万件も外部に流出していたことを新たに確認しました。主に2023年2月以前に削除されたものです。該当する利用者には、調査が終わったあとにメールで連絡するとしています。サービスは停止中で、段階的に再開する方針です。

「削除したはずのデータが残っていた」ことは、利用者が自分で管理できる範囲を超えた問題です。業務の画面には顧客情報や社内システムが写り込みやすいので、法人で使う場合は再開後の説明内容を確認してから判断することをおすすめします。

競合と代わりの手段

画面キャプチャを共有する用途では、OS標準のスクリーンショット機能とチャットツールへの直接添付が最も身近な代替手段です。キャプチャへの書き込みや編集に強い専用ソフトや、画面録画を共有するサービスも同じ分野の製品です。投資家や導入担当者の目で見ると、Gyazoの強みは「撮ってすぐURLになる」手軽さです。一方で、今回の流出で、クラウドに画像を集める仕組みそのものの信頼性が問われています。

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