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ByteDance、ノルウェーDC経由でNvidia B200を2000基超利用
英国のネオクラウドNscaleが米国での上場に向けて提出した書類から、ByteDanceのシンガポール子会社Springが、Nscaleのノルウェーのデータセンターで2,304基のNvidia B200を利用していたことが分かった。Springは2025年のNscaleの売上高3,300万ドルのうち2,400万ドル、約73%を占めていた。報道は取引自体を合法としつつ、米国の輸出規制の抜け穴を使ったものだと指摘している。

英国のネオクラウド事業者Nscaleの事業は、ByteDanceとの大口取引で立ち上がっていた。米国での新規株式公開(IPO)に向けてNscaleが提出した書類から、ByteDanceのシンガポール子会社Spring(SG)Pte Ltdが、ノルウェー・グロムフィヨルドにあるNscaleのデータセンターで2,304基のNvidia B200を使える契約を結んでいたことが明らかになった。Springは2025年のNscaleの売上高3,300万ドルのうち2,400万ドル、約73%を占めていた。
S-1の本文にByteDanceやSpringの名前は出てこない。記載があったのは添付書類の、Macquarieとの1億500万ドルの融資契約だ。この融資と3,500万ドルの出資が、Nvidia製GPUの購入資金になった。Macquarieは、Springとの関係を踏まえ、チップの使われ方を監視し、輸出規制違反につながりうる「計算上の異常や不審な構成」を報告するようNscaleに義務づけた。Nscaleは第三者によるByteDanceとSpringの審査も実施している。
報道によれば取引は合法だが、米国の輸出規制の抜け穴を突いた形だ。中国企業はBlackwellやVera Rubinといった最先端GPUを国内に持ち込めない一方、海外の事業者から借りる、あるいは中国国外に設立した子会社で購入するといった方法で利用してきた。米国はこうした抜け道への対応を強めているが、今回の契約に影響が及ぶかは分からない。
Nscaleはその後、Nvidiaから大きな後ろ盾を得ている。融資の初回引き出しから1カ月後にNvidiaと合意し、Jensen Huang氏は6億6,000万ドル超の出資を約束した。Nvidiaの関与はその後20億ドル超に広がり、テキサスの施設のリースにも8億6,000万ドルの保証を付けた。Microsoftとの440億ドル、Anthropicとの450億ドルの契約も獲得しており、Nscaleは今後Springの売上比率が20%未満に下がるとしている。
米国内のギガワット級データセンター計画に遅れが出るなか、AI各社は小規模な施設からも計算資源を集めており、Nscaleのような事業者には追い風が続くとみられる。ただ、創業期の売上を中国系顧客に頼っていた事実は、上場後も規制面と評判面のリスクとして残る。
出典 — Tom's Hardware
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