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NVIDIA、次期RTX 60は2028年か。ゲーム向けは後回しとの観測

実績のあるリーカーKopite7Kimi氏がXで、Rubinアーキテクチャに基づくNVIDIAのRTX 60シリーズは少なくとも2028年まで登場しない可能性があると述べた。同氏は以前、もっと早い時期の新世代投入を見込んでいたが、「GR20xは2028年の製品だ。つまり再び延期された」と投稿。実現すればNVIDIAはコンシューマー向けGPUを6年間TSMC 4Nに据え置くことになる。背景にはデータセンター向けへの資源集中があるとみられる。

半導体のイメージ

NVIDIAのハードウェア情報について高い的中率で知られるリーカーのKopite7Kimi氏が、Rubinアーキテクチャを採用するRTX 60シリーズは少なくとも2028年まで投入されない可能性があるとXに投稿した。同氏は以前、もっと早い時期に新世代のグラフィックスカードが登場すると見ていたが、今回は「残念ながらGR20xは2028年の製品だ。つまり彼らは再び延期した」と述べている。Tom's HardwareはNVIDIAにコメントを求めている。

この見立てが当たれば、製造プロセスの据え置き期間は異例の長さになる。RTX 40シリーズのAda LovelaceとRTX 50シリーズのBlackwellは、いずれもTSMCの4Nプロセスを共有している。つまりNVIDIAは、Rubin系アクセラレータがすでに使っているTSMC 3Nないし3NPへコンシューマー向けGPUを移すまでに、合計6年をかけることになる。

遅延の理由として2つが挙げられている。1つはBlackwellのリフレッシュ、いわゆるRTX 50 Superシリーズが、準備はできていたにもかかわらず棚上げされたと繰り返し報じられていることだ。その理由とされるのが、密度の高い3GB GDDR7のVRAMチップの使用で、同じチップはNVIDIAが最近投入した製品にも使われ、RTX 5090と多くの共通点を持つという。

もう1つは資源配分の問題だ。NVIDIAが確保できる部材には限りがあり、TSMCからのウェハ供給も一定量に固定されている。同社の製品は大量のメモリを必要とするため、コンシューマー向けよりエンタープライズやワークステーション向けを優先している可能性が高い。Rubinは同社史上最速の立ち上がりと評され、2027年第3四半期にはVera Rubinで200億ドルを見込むとされる。データセンター部門がAI投資の波で旺盛な需要を受けている状況では、利幅の薄いコンシューマーGPUを急いで出す動機は働きにくい。

エンタープライズ向け製品が先に先端プロセスを使うこと自体は珍しくない。ただ今回は、Blackwellの製品サイクルが通常より著しく長くなる点が異例だ。消費者にとっては厳しい話で、RTX 5090は価格が高騰し、オンラインで在庫を見つけられたとしても9000ドルを超える水準になっているという。

見えてくるのは、同じGPUという製品カテゴリの中で、データセンター向けとゲーミング向けの資源配分の非対称がここまで進んだという事実だ。プロセスの世代交代が消費者に降りてくる速度は、もはや技術の準備ができたかどうかではなく、ウェハとメモリをどこに割り当てるかという経営判断で決まっている。

出典 — Tom's Hardware

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