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Qualcomm、新Snapdragonでスマホ初の5GHz到達
Qualcommは9月22日、米ハワイで開いた「Snapdragon Summit」で、フラグシップ向けSoC「Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6」と「同 8 Elite Gen 6」を発表した。TSMCの2nmプロセスで製造し、CPUのPrimeコアはブースト時に最大5GHzで動く。モバイル向けCPUとして5GHzに届いたのは世界初だという。GPUにAI演算器を加えて超解像技術に対応したほか、NPUや画像処理も強化した。搭載スマホの第1弾は、Motorolaの「signature 27」だ。

Qualcommは9月22日、米ハワイ州マウイ島で開いた年次イベント「Snapdragon Summit」で、フラグシップ向けのモバイルSoC「Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6」と「Snapdragon 8 Elite Gen 6」を発表した。昨年の「8 Elite Gen 5」の後継にあたる。Qualcommによると、モバイル向けCPUで動作周波数が5GHzに届いたのは世界初だという。
製造プロセスは、従来の3nmからTSMCの2nmに微細化した。CPUは自社設計のOryonで、Primeコア2基とPerformanceコア6基の計8コアという構成は変わらない。大きく変わったのはキャッシュだ。従来は2つのクラスタが12MBずつ、計24MBのL2キャッシュを別々に持っていた。新設計では16MBのL2を両クラスタで共有する。シングルスレッドの処理では1つのPrimeコアが16MBをすべて使える。ブースト時の最大周波数は、Primeコアが4.6GHzから5GHzへ、Performanceコアが3.62GHzから4GHzへ上がった。Qualcommは、AIエージェントのハーネスのようにシングルスレッド性能が効く処理を高速化の狙いに挙げている。
GPUは、処理単位であるスライスそれぞれに、AI演算の専用器「Matrix Core」を加えた。これを使う超解像技術「Adreno Neural Fusion」も発表した。Unreal Engine、Unity、Messiah Engineが対応し、対応するエンジンでは電力効率が40%良くなるという。NPUには新しい演算器「Element Accelerator」を加え、最大32Kトークンのコンテキストを扱える。演算器が共有するローカルメモリも50%増やした。画像処理を担うISPは動画処理のスループットが4倍になり、8K/60fpsと4K/240fpsで撮影できる。
上位のExtremeだけが持つ機能もある。Matrix Core、Adreno Neural Fusion、8K/60fpsと4K/240fpsの撮影がそれにあたる。PC Watchは、チップ自体は共通で、ソフトウェアで機能を切り替えているとみている。搭載製品の第1弾は、Lenovo傘下のMotorolaが発表した「signature 27」だ。2026年中に世界で発売する予定という。
スマホのSoCは、AIの推論をクラウドに頼らず端末で動かせるかどうかを左右する部品になりつつある。今回の強化は、5GHzという周波数だけでなく、AIエージェントを端末で動かすことを見すえた内容だ。
出典 — PC Watch
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