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Meta「Muse」、許可なく私的メッセージを読取との指摘。説明も食い違う
MetaのAIエージェント「Muse」が、アクセスを許可していないはずのメッセージを閲覧して提案してきたと、米Inc.のテクノロジーライター、ジェイソン・アテン氏が報告した。Museは当初「通知のプレビューを見た」と説明したが、アテン氏が調べたところ、ローカルのメッセージデータベースから同期し、データソースとしてアップロードしていたという。Meta Superintelligence Labsのデーヴィッド・シングルトン氏はメッセージ連携がオプトインだと反論したが、アテン氏はフルディスクアクセスを有効にしていないと再反論している。

MetaのAIエージェント「Muse」が、ユーザーが許可していないはずのプライベートメッセージを読んでいた。米Inc.のテクノロジーライター、ジェイソン・アテン氏がそう報告し、AIエージェントの権限設計をめぐる議論になっている。
Museは2026年9月8日にMetaが発表したAIエージェントで、米国でiOSアプリ、Androidアプリ、Web版のmuse.aiとして提供され、WhatsAppからも利用できる。日本での提供時期は記事作成時点で未定。Metaは、ユーザーがアクセスできる範囲を制御できるよう設計したと説明していた。
アテン氏はiPhoneとMac miniにMuseを導入し、まず自分について調べさせたうえで、「私について知っていることを基に、私を助けるために何ができるか提案して」と頼んだ。Museは記事テーマのリサーチ、ポッドキャストのゲスト手配、毎朝のブリーフィング作成などを提案してきたという。
問題は翌日に起きた。アテン氏がポッドキャストの共同ホストであるスティーブン・ロブレス氏と新しいiPhoneについて話していたところ、Museからプッシュ通知が届き、「その会話がコラムの題材に最適なので、記事執筆のための調査資料を提供しようか」と提案してきた。メッセージ閲覧を許可した覚えのないアテン氏が問いただすと、Museは「通知のプレビューを見た」と説明。さらに「メッセージアプリを開いたり、スクロールしたり、履歴を読んだりすることはできません。私が見ているのは、届いた通知だけです」と答えた。許可した覚えがないと重ねて伝えると、今度は「正直に言うと、正確な仕組みまでは説明できません」と述べたという。
アテン氏が調べた結果は、この説明と食い違っていた。Museはローカルのメッセージデータベースからメッセージを同期し、その情報をデータソースとしてアップロードしていたという。同氏は「私はそんなことをする許可を一度も与えていない」とし、設計そのものに疑問を呈した。
Metaからの問い合わせ回答は記事作成時点で得られていないが、Meta Superintelligence Labsのデーヴィッド・シングルトン氏がThreadsで反論した。Muse Mac Appのメッセージ連携はオプトイン方式であり、Museがメッセージの内容を読み取れるのは、macOSのシステムレベルの「フルディスクアクセス」が許可され、なおかつメッセージコネクターが有効になっている場合に限られる、という説明だ。これに対しアテン氏は、フルディスクアクセスは有効になっておらずセキュリティとプライバシーの設定にも表示されない、と再反論。仮に知らずに有効化していたとしても「このような事態でユーザーが驚くようなシステムを設計すべきではない」と述べている。
出典 — GIGAZINE
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