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サイバー犯罪者、データ窃取にとどまらず建物の物理設備への攻撃に拡大

英 The Register によると、サイバー犯罪者がデータを盗むだけでなく、建物の物理的な設備システムを攻撃する動きに踏み出しているという。現時点で確認できているのは見出しのみで、どのような設備が狙われたのか、具体的な被害事例、攻撃の手口や背後のグループは分かっていない。空調や照明、入退室管理といったビルの設備がネットワークにつながるにつれて、サイバー攻撃の影響が情報の漏えいから現実空間の運用停止へ広がりうることを示す話題といえる。

The Register が、サイバー犯罪者の攻撃対象が、データの窃取から建物の物理的なシステムへと広がっていると報じた。

現時点で入手できているのは見出しのみで、攻撃を受けた設備の種類、被害を受けた建物や組織、侵入の経路、攻撃の目的(身代金の要求なのか、妨害なのか)は確認できていない。

ビルの設備は、空調、照明、エレベーター、入退室管理、監視カメラなどを集中して管理するシステムで制御されることが多い。こうしたシステムは遠隔での保守や省エネのためにネットワークへつながる場面が増えているとみられ、オフィスの業務システムとは別の経路から侵入される余地がある。設備が止められたり誤作動させられたりすると、情報が漏れる以上に、建物の利用そのものができなくなるおそれがある。

データを人質に取る攻撃が広く知られるようになったなかで、物理的な運用への影響を交渉材料にする手口が加われば、被害の性質が変わる。設備システムの管理が IT 部門の対策の範囲に入っているかどうかが、組織ごとの備えの差になりそうだ。

出典 — The Register

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