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Google、TPU搭載の試験衛星を10月1日打ち上げ。宇宙DCの第一歩

Googleは10月1日、SpaceXの相乗りミッション「Transporter-18」で、AIチップ「TPU」を載せた試験衛星を打ち上げる。打ち上げや軌道上の環境に耐え、宇宙で限られたAI処理を実行できるかを確かめる。衛星画像企業Planetとの共同実験で、宇宙AIインフラ構想「Project Suncatcher」の一環だ。2027年には追加で2機を打ち上げ、レーザー通信も試す計画だが、事業性を疑問視する声もある。

CNET Japanによると、米Googleは10月1日(現地時間)、米SpaceXの相乗り打ち上げミッション「Transporter-18」で試験衛星を打ち上げる。同社のAIチップ「TPU」を搭載し、打ち上げ時の負荷や軌道上の環境に耐えて、宇宙で限定的なAI処理を実行できるかを確かめる。衛星画像企業の米Planetと共同で行い、Googleが昨年末に発表した宇宙AIインフラ構想「Project Suncatcher」の一環となる。

米New York Times紙によると、衛星の名称は「MWP」で、冷蔵庫ほどの大きさだという。太陽光で動く低出力の機体で、大規模なAI処理や大量のデータ送信を担うものではなく、宇宙でAI計算を行うという概念の検証に目的を絞っている。Googleは研究チームがTPUの耐振動試験を行う様子を動画で公開し、今回を長期的なムーンショットに向けたごく初期の実証と位置付けた。スンダー・ピチャイCEOはXで「TPUは宇宙で生き延び、動作できるのか。これから確かめる」と投稿した。

Googleが宇宙に目を向ける理由の一つは電力だ。宇宙では地上の最大8倍の太陽エネルギーを使えるという。同社のTravis Beals氏は、将来は複数の衛星群をつなぎ、軌道上でより大きなAIワークロードを処理できるかもしれないと述べる。

次の節目は2027年で、Planetと共同でAI衛星をさらに2機打ち上げ、高帯域のレーザー通信を試験する。ただ衛星間のレーザー通信には並外れた精度が要り、Beals氏は双方が動くなかで数マイル先のコイン大の標的に当て続けるようなものだと説明する。このほか、放射線や極端な温度への耐性、混雑する軌道上での安全な運用も課題になる。SpaceXや米NVIDIAも同様の取り組みを進めている。

背景には、米国各地で電力や水の消費、環境への影響をめぐって地上のデータセンター建設への反発が広がっていることもある。一方で、米Quandary Peak ResearchのMahdi Eslamimehr氏は、チップが軌道上で動くと証明しても事業モデルの証明にはならないと指摘し、日常的なAIサービスは2027年も2028年も圧倒的に地上の施設に依存するとの見方を示した。

出典 — CNET Japan

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