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名古屋大ら、Cybertruck比70%軽い「フェザーインバーター」公開

名古屋大学の山本真義教授が主導する産学連携プロジェクトが、「第5回 ネプコンジャパン 秋」でパワー半導体インバーター「フェザーインバーター」の実機を世界初公開した。約1kgのTesla「Cybertruck」用インバーターと同等の性能を持ちながら、約300gと70%の小型軽量化を実現した。ロームのSiC MOSFETと三菱電機のRC-IGBTの同時実装など、日本企業の要素技術を結集しており、冷却器にはアルミとPPS樹脂を組み合わせた。

電力・エネルギーのイメージ

名古屋大学の山本真義教授が主導する産学連携プロジェクトは、2026年9月9〜11日に幕張メッセで開かれた「第5回 ネプコンジャパン 秋」で、「フェザーインバーター」の実機を世界で初めて公開した。EE Times Japanが伝えた。

プロジェクトは、日本企業が持つ優れた技術を要素技術として持ち寄り、その実力を広く示すことを目的とする。披露された実機は、約1kgあるTesla「Cybertruck」用インバーターと同等の性能を持ちながら、重さは約300gで、70%の小型軽量化を達成した。

中身を見ると、参加企業の分担がはっきりしている。パワー半導体はロームの第5世代炭化ケイ素(SiC)MOSFETと三菱電機のRC-IGBTを採用。これらを載せるパッケージはアオイ電子が担い、プロジェクト担当者によるとシリコンIGBTとSiCの同時実装に成功したのは世界初だという。小型の平滑キャパシターはニチコンが担当し、配線設計を名古屋大学が行う。北川工業はノイズを熱に変換するフィルターを提案し、試作と実機での検証に成功した。従来品より体積を減らせ、パナソニック インダストリーのフィルターコンデンサー技術と組み合わせて車載への応用を目指す。

冷却器の構成も違う。Cybertruckはアルミ製だが、フェザーインバーターはアルミとポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を組み合わせた。アルミ筐体は大豊工業が担当し、熱伝導の高い素材と効率的な冷却設計で小型化した。裏面のヒートシンク部は東レのPPS樹脂製ウォータージャケットで覆う。強度ではアルミに劣るものの、成形の自由度が高くハニカム構造などで補強しやすく、コスト低減にも寄与する。

フェザーインバーターは汎用性があり、電動車(xEV)以外の用途にも展開できるという。各社は今後も改良を続け、新たなパートナーも募集している。

出典 — EE Times Japan

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