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Snorkel AI、評価額35億ドルに。AI学習データ需要で前回の約3倍
AI向けの学習データセットやシミュレーション環境を提供する米Snorkel AIが、評価額35億ドルでシリーズEとして3億5000万ドルを調達した。17カ月前のシリーズD時点の13億ドルからほぼ3倍になった。ソフトウェア提供から完成済みデータを売る「データ・アズ・ア・サービス」へ転換し、年間収益ランレートは過去12カ月で18倍の3億7500万ドルに達したという。ラウンドはInsight PartnersとS32が主導した。

AIラボや企業向けに学習データセットやシミュレーション環境を提供する米Snorkel AIは9月22日、シリーズEで3億5000万ドルを調達したと発表した。評価額は35億ドルで、17カ月前にシリーズDで1億ドルを調達した際の13億ドルからほぼ3倍になった。ラウンドはInsight PartnersとS32が主導し、Addition、Lightspeed、Greylock、GV、Wells Fargoなど既存投資家も参加した。
同社はもともとデータ作成用のソフトウェアを提供していたが、昨年、完成済みのデータセットを納める「データ・アズ・ア・サービス」に事業の軸を移した。専門家を仲介するマーケットプレイスに徹するのではなく、自社のソフトウェアとモデルで合成データを生成し、分野の専門家の作業と組み合わせる方式をとる。
年間収益ランレートは3億7500万ドルで、過去12カ月で18倍に伸びたという。高品質な学習データを求めるAIラボの旺盛な需要が成長を支えている。
同業のMercorやMicro1も急成長しているが、こうした企業は売上の6〜7割を作業する専門家に直接支払うため、総額で示される収益は実質の純収益より大きく見える。Snorkelは、自社は人手ではなく強化学習(RL)の環境や完成済みデータセットを売っているため、専門家への支払いは売上原価に計上しており、公表した収益額は総額ベースではないと説明している。
Snorkelは、共同創業者でCEOのアレックス・ラトナー氏らがスタンフォード大学のAI研究室で4年間研究した後、2019年に商用化した。
モデルの性能競争が続く中、差を生む要素として学習データや強化学習の環境の価値が高まっている。今回の評価額の急上昇は、その市場に資金が集まっていることを示している。
出典 — TechCrunch
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