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Anthropic 関連の CVE は225件、実際に悪用されたのは1件だけ

AI による脆弱性発見が攻撃の増加につながるとの懸念に対し、Anthropic および Project Glasswing に紐づく脆弱性のうち、実際に悪用されているのは0.5%未満だと VulnCheck の研究者が指摘した。月曜時点で CVE は225件、実際の悪用が確認されたのは Ghost の重大な SQL インジェクション1件のみ。AI は脆弱性を見つけるのは得意でも修正は不得手で、完全に解消できたのは26%という調査もある。

高度な AI モデルの脆弱性発見能力が、攻撃者による新規 CVE の悪用増加につながるという懸念がある。これに対し VulnCheck のセキュリティ研究者パトリック・ギャリティ氏は、Anthropic および Project Glasswing に紐づく脆弱性のうち、実際に攻撃が観測されているのは0.5%未満だと指摘した。

Project Glasswing は、Anthropic が選ばれたパートナーに「Claude Mythos Preview」モデルへのアクセスを提供する取り組みだ。同社は、このモデルの脆弱性の発見と悪用の能力が最も熟練した人間を除くすべてを上回るとして、一般公開するには危険が大きすぎると判断した。アクセスは審査を通った参加者に限定され、自社製品やオープンソース依存パッケージの欠陥を見つけて直す防御目的の作業に使われている。

ギャリティ氏は、Anthropic のチームや Project Glasswing のクレジットが付いた脆弱性の一覧を維持し、それを同社の既知悪用脆弱性インデックスと突き合わせている。月曜時点で CVE の件数は225件、そのうち実際に悪用が確認されたのは、Ghost の重大な SQL インジェクションの1件だけだった。同氏は「脆弱性を見つけることと、それが攻撃者にとって実際に有用で使われるかどうかの間には大きな違いがある」とし、Anthropic が発見し開示しているものの影響は比較的限定的で、見える範囲では他の脆弱性を無作為に選んだ場合と脅威の観点で変わらない、と述べた。

同氏は AI が脆弱性を見つける能力そのものは否定していない。実際、ここ数か月の開示を追っていれば、AI モデルがこれまでより大幅に多くのセキュリティ欠陥を見つけていることは否定しがたい。問題視しているのは前提の方だ。「我々が目にしている過熱した反応の多くは、あらゆる脆弱性やバグが攻撃者に使われる見込みがあると想定している。だが現実に悪用のキャンペーンで使われるのはごく一部で、歴史的には1%弱から2%の範囲だった」。

より重要なのは、見つけた後の工程が詰まっている点だ。最近の AI モデルはバグを見つけるのは得意でも、直すのはまだうまくない。ある調査は、OpenAI の ChatGPT-5.5 と Anthropic の Opus 4.8 という2つのフロンティアモデルが作成した6,080件のパッチを分析した。脆弱性を完全に解消できたのは26%にとどまり、約54%は解消できないか、新たな脆弱性を持ち込むか、その両方だった。ギャリティ氏は「AI によって脆弱性発見の敷居は大きく下がったが、本当のギャップは下流にある。調整、トリアージ、修正、パッチ配備は依然として人手に依存する作業だ」と述べ、Anthropic 自身もそれを認めていると指摘した。

出典 — The Register

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