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双日テックイノベーション、Copilot導入企業の87.5%が「情報分散」に課題
双日テックイノベーションが2026年9月15日、「Copilot・M365活用と社内情報活用に関する実態調査」を公開した。従業員数1000人以上でMicrosoft 365 Copilotを導入している企業の、生成AI活用推進担当者105人が対象だ。CopilotとM365だけで必要な社内情報の検索・活用を「カバーできている」とした回答は78.0%に達した一方、情報がM365内外の複数システムに分散していることを課題と感じている回答は87.5%。横断的に検索・活用できるAI環境があればAI活用が広がるとした回答は96.2%だった。

双日テックイノベーションは2026年9月15日、「Copilot・M365活用と社内情報活用に関する実態調査」を公開した。対象は、従業員数1000人以上で「Microsoft 365 Copilot」を導入している企業に勤務し、生成AIやAIツールの導入・活用推進に携わる担当者。2026年7月31日から8月3日にかけて全国でインターネット調査を実施し、105人から有効回答を得た。
結果で目を引くのは、肯定的な評価と課題認識が同時に高い点だ。CopilotとM365だけで業務に必要な社内情報の検索・活用をカバーできるかという問いには、「非常にそう思う」が39.0%、「ややそう思う」が39.0%で、肯定回答は計78.0%に上った。現行の環境でも必要な情報を一定程度は検索・活用できている、という評価である。
一方、業務に必要な情報がM365内外の複数システムに分散していることについては、「非常に感じている」が42.3%、「やや感じている」が45.2%で、計87.5%が課題を感じていた。そして、Copilotに加えてM365外のシステムにある社内情報も横断的に検索・活用できるAI環境があれば自社のAI活用が広がるか、という問いには、「非常にそう思う」50.5%、「ややそう思う」45.7%で、肯定回答が96.2%に達した。
この3つの数字は矛盾していない。78%が「カバーできている」と答えたのは、M365の中に入っている情報についての話だからだ。M365上に蓄積された文書やメッセージであれば、Copilotは十分に働く。問題はその外側にある。基幹システム、部門ごとに導入されたSaaS、ファイルサーバ。業務情報の相当部分はM365の外にあり、そこを探すには結局、人が複数のシステムを回ることになる。87.5%という数字は、その負荷の大きさを示している。
双日テックイノベーションはこの結果について、CopilotやM365による社内情報の検索・活用が評価される一方で、複数のシステムを横断して情報を探す負荷が残っていると分析し、全社的な業務改善に向けて社内情報を横断的に検索・活用できるAI環境へのニーズが高まっているとした。調査を実施した背景にも、CopilotとM365の導入によって文書作成や情報整理などの効率化が進む一方、業務情報がM365以外のツールやシステムにも分散している状況があったという。
なお本調査は、SIerが自社の事業領域に重なるテーマで実施したものであり、設問設計もその文脈にある点は差し引いて読む必要がある。ただし「Copilotを入れたが社内情報の所在が分散していて効かない」という論点自体は、調査主体の立場を除いても検討に値する。
出典 — ITmedia AI+
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