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WSTS、7月の世界半導体販売が前年比135%増。メモリ暴騰で予測も倍増へ

業界団体WSTSによると、2026年7月の世界半導体販売額は前年同月比135.1%増と過去最高の伸びを記録した。DRAMとNANDフラッシュの容量当たり単価が1年で約7倍に跳ね上がったことが主因で、2026年の市場成長率予測は年初の30%前後から、8月時点で90〜100%へと相次いで引き上げられている。Gartnerはメモリが市場全体の54%を占めると予測しており、WSTSの再計算では通年で前年比108.1%増になる。

世界の半導体市場が、予測する側も追いつけない速度で膨らんでいる。業界団体WSTS(世界半導体市場統計)が9月4日に公表した2026年7月の世界販売額は前年同月比135.1%増で、6月の123.6%増に続き過去最高の伸び率を更新した。1〜7月の累計額は、すでに2025年通年の実績を上回っている。

2025年の市場は約8,000億ドル、前年比25%前後の成長だった。2026年についても当初は30%前後の成長が見込まれていたが、月次実績が2025年12月の37.1%増、2026年1月の46.1%増、2月の61.8%増と加速するにつれ、4月には50〜60%、6〜8月には90〜100%へと予測が二段階で引き上げられた。WSTSの6月予測は前年比89.9%増の1兆5,112億ドルである。

押し上げ役はメモリだ。市場アナリストのJim Handy氏が8月のイベント「FMS 2026」で示したデータでは、2026年7月時点の容量当たり単価は1年前と比べてDRAMが7.1倍、NANDフラッシュが6.9倍になった。Gartnerの8月予測では、2026年のメモリ市場は前年の3.8倍の8,373億ドルに達し、市場全体(1兆5,552億ドル)に占める比率は2025年の27%から54%へ倍増する。DRAMは246.6%増、NANDは371.9%増の見通しだ。一方で非メモリは21.9%増の7,179億ドルにとどまり、今回の膨張がほぼメモリ価格によるものであることが分かる。

予測はさらに上振れしそうだ。WSTSによると2026年上半期の販売額は前年同期比102%増の7,020億ドルで、第2四半期は124%増の4,030億ドルと、第1四半期(79%増)から伸び率が大きく跳ね上がった。これを6月予測のシナリオに当てはめて再計算すると、通年は108.1%増の1兆6,550億ドルになる。ただしWSTSは、予測会議を経ていない参考値であり正式な予測ではないとしている。次の公式予測は11月末〜12月初めに出るとみられる。

メモリ不足の主因は、AI向けデータセンターとその関連システムへの投資だと半導体業界では広く認識されている。供給不足が和らぐのは2027年以降との見方が強い。数量ではなく単価が市場を押し上げている構図のため、売上高の急増をそのまま需要の伸びとして読むのは危うい。投資家にとっては、価格が反転したときの振れ幅にも注意が要る局面だ。

出典 — PC Watch

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