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Stella Holdings、中小企業のAI定着支援「AI Boost」を開始
生成AIを導入しても現場で使われない、どの業務から始めるか分からない、専門人材の採用がコストと人材不足で進まない——中堅・中小企業ではこうした「導入前後の壁」が課題になっている。Stella Holdingsは2026年9月、専門家による伴走支援、業界・職種・習熟度別の企業研修、公的制度の活用支援を組み合わせた「AI Boost」の提供を始めた。専門人材を常時抱えるのではなく、必要な時だけ知見を取り入れて仕組みを社内に残す形をとる。対象は従業員300人未満を中心とする企業だ。
生成AIを導入したが現場で使われない。どの業務から始めればいいのか分からない。専門人材を採用しようとするとコストと人材不足がボトルネックになる。中堅・中小企業では、AIを「導入すること」よりも、その後の業務への定着と人材育成が課題になっている。
Stella Holdingsは2026年9月、中小企業のAI導入とDXを支援する「AI Boost」の提供を始めた。AI活用、税務、公的制度活用などの専門家による伴走支援と、業界・職種・習熟度に応じた企業研修を組み合わせ、導入から現場への定着までを支援する。
AIを使うには、ツールを契約するだけでは足りない。自社の業務のどこに適用できるかを見極め、従業員が使える状態にする必要がある。導入で業務や役割が変われば、人事評価や業務設計も見直すことになる。専門人材を確保する道もあるが、AIに詳しい人材は採用難度とコストの両面でハードルが高い。
AI Boostの専門家支援では、企業の経営課題に応じた人材が、課題整理からツール選定、導入、定着までを支援する。AIツールの紹介ではなく、同業種で同様の課題を抱える企業の事例を踏まえ、自社で再現できる業務手順を設計する。AI専門人材を正社員として抱えるのとは異なり、課題が発生したタイミングで知見を取り入れ、運用の仕組みを社内に残していく形だ。同社によると支援実績は3000社超、登録専門家は800人超。課題に応じて人材を組み合わせる。
研修は生成AIの基礎から業務適用までを対象とし、業界、職種、習熟度に応じて内容を設計する。受講企業の実務を題材とした演習も取り入れる。AIを「知っている人」を増やすのではなく、「自分の仕事で使える人」を増やすという整理だ。費用面では公的制度が複数あるものの、制度ごとに条件や申請方法が異なり、自社で使える制度を探して申請まで進めること自体が負担になる。AI Boostでは制度の情報提供に加え、提携する社会保険労務士や行政書士による申請支援も用意する。同社は対象制度を利用した場合に対象経費の最大75%の補助を受けられる可能性があるとしているが、補助率は制度の要件によって異なる。
周辺の仕組みにも手を伸ばす。AI導入で資料作成やデータ入力の時間が減れば、従業員には顧客との対話や企画、判断といった別の役割が求められる。グループ会社も参画し、Stella Talent Partnersは採用とAI自動架電による面接設定の自動化を、Stella Research & Developmentは基幹システムやAIエージェントの開発を、Stella Logistic Partnersは役割変化に応じた人事評価・処遇の再設計を担う。対象は従業員300人未満を中心とする中堅・中小企業で、研修、専門家支援、公的制度活用支援は単独でも組み合わせても利用できる。
出典 — ITmedia AI+
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