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Intel Arc Pro B70 Creator 32GB検証、30万円未満でローカルLLMが実用速度
GIGAZINEが、VRAM 32GBで30万円未満のIntelグラボ「Intel Arc Pro B70 Creator 32GB」(ASRock製)を購入し、ローカルLLMや生成AIの速度を検証した。Qwen3.8 27Bの4bit量子化版で23.4tok/s、8bit版で15.9tok/sと実用的な速度を記録。画像生成も高速だったが、動画生成AI「MiniMax H3」はVRAM以外の要因で低速。100万円超えのRTX 5090に対し3分の1以下の価格でローカルAI常時稼働に有用だと結論づけた。
LLMや画像・動画生成AIを高速に動かすにはモデル全体を高速なVRAMに収める必要があるが、AI需要でグラボ価格が高騰し、VRAM 32GBのNVIDIA GeForce RTX 5090はAmazon.co.jpで90万〜100万円超が当たり前になっている。一方、Intel Arc Pro B70を搭載したASRock製「Intel Arc Pro B70 Creator 32GB」は同じVRAM 32GBで税込29万8054円(2026年9月17日時点)と、RTX 5090の3分の1以下だ。GIGAZINEがこれを実際に購入し、AIワークロードを検証した。
LLMは「Qwen3.8 27B」をUnsloth Desktopで実行した。4bit量子化版(Q4_K_XL)はVRAMを30.0GB使い、デコード速度は23.4tok/sで、ローカルLLMとして実用的な速度。8bit量子化版(Q8_K_XL)はVRAM 30.2GBで15.9tok/sと「目で追える」程度だが、非量子化と同等の性能とされる8bit版をこの速度・価格帯で回せる意義は大きい。編集部は、以前VRAM 16GBのRTX 5070 Tiでは2bit量子化でようやく20〜30tok/sだった経験と対比し、大容量VRAMの恩恵を強調している。
画像生成AI(Z-Image-Turbo、1024×1024・8ステップ)はComfyUIで実行し、1枚目36.23秒、2枚目以降は5.3秒前後と十分高速で、画質もNVIDIA製と同等だった。一方、動画生成AI「MiniMax H3」(0.4メガピクセル・5秒・8ステップ)は1本目302秒、2本目351秒と、VRAM 16GBのRTX 5070 Tiより遅かった。コンテンツ生成ではVRAM容量だけでなくGPUの演算性能が効くうえ、推論システムがNVIDIA製GPUに最適化されがちなためで、動画生成が主目的ならNVIDIAを選ぶべきだと結論づけている。ゲーム性能では、FF系ベンチのフルHD最高品質で1万8434点(非常に快適)、4K最高品質で9342点(快適)を記録した。
総じて、32GBの大容量VRAMで高性能なローカルLLMを実用速度で動かせ、「ローカルでAIエージェントを常時稼働させる」用途に非常に有用なグラボだと評価している。
出典 — GIGAZINE
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