ロボット / The Robot Report /2 分
Hirebotics、協働ロボットに搬送ライン追従とリニアレールを追加
米Hireboticsは、協働ロボットの作業範囲を広げる2つの機能を、シカゴで開かれたIMTS 2026で発表した。1つは塗装ロボット「Cobot Painter」向けのライン追従機能で、コンベヤーを止めずに動く部品を塗装できる。もう1つはリニアレールで、アームの届く範囲(175cm)を超える大型の溶接物などに沿ってロボットを移動させられる。いずれもノーコードのクラウド基盤「Beacon」上で扱える。
米Hireboticsは、協働ロボットの作業範囲を広げる「ライン追従」と「リニアレール」の2機能を、シカゴで開かれた工作機械展IMTS 2026で発表した。同社は2015年にナッシュビルで創業し、溶接、プラズマ切断、塗装のロボットシステムを、クラウド基盤「Beacon」と組み合わせて提供している。専任のロボットプログラマーがいなくても導入・運用できる一式のシステムであることを売りにしている。
CEOのMatthew Bush氏は、2つの機能は「作業が決まった作業範囲に収まらない」という同じ問題への、別方向からの答えだと説明する。一方は部品が大きすぎる問題、もう一方は部品が止まっていない問題だ。
ライン追従は塗装ロボット「Cobot Painter」向けの機能だ。エンコーダーとセンサーでコンベヤーの動きを検知し、部品が来たら自動で塗装を始め、ラインを止めずに部品を追いかけながら決められた塗装経路を保つ。コンベヤーの速度が変わっても自動で補正する。従来のライン追従は専門的なプログラミングと統合作業が必要だったが、同社はBeacon上のノーコード設定で済むとしている。
リニアレールは大型部品向けだ。同社のロボットの届く範囲は68.9インチ(175cm)で、12フィート(3.6m)のフレームや20フィート(6m)の構造物には足りない。レールは5フィート(1.5m)単位か特注の長さで用意され、溶接、プラズマ切断、塗装のいずれにも使える。造船、重構造物、トレーラーやトラック車体、農機・建機、タンクなどでの利用を見込む。片側でロボットが作業している間に反対側で作業者が次の部品を段取りするといった運用も、より大きな部品で可能になる。
今のレールはロボットの位置を手で動かす方式で、Beacon上で位置の確認を案内する機能を今後加える。ロボットが自動で移動する完全自動版は2026年末の提供を予定している。部品の大きさや動きに合わせて設備を変えずにロボットの側が合わせるという方向性は、協働ロボットをより多くの工程に広げる動きといえる。
出典 — The Robot Report
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