生成AI / CNET Japan /2 分

OpenAI、Word向けChatGPTを提供開始。Office主要3アプリ対応

OpenAIは、Microsoft Wordの中でChatGPTを使えるアドイン「ChatGPT for Word」の提供を始めた。5月のExcel版、7月のPowerPoint版に続くもので、Officeの主要3アプリがそろった。サイドバーから文書の要約、書き直し、書式の調整や崩れの検出ができ、OutlookやSharePoint、Google Workspaceなど連携先の情報も参照できる。無料プランを含む全プランで使え、法人向けには9月30日まで最上位モデルGPT-5.6 Solの無料プレビューを用意した。

OpenAIは、Microsoft Wordの中でChatGPTを呼び出せる「ChatGPT for Word」の提供を始めた。Excel向け(5月)、PowerPoint向け(7月)に続くもので、これでMicrosoftの主要3アプリがそろった。無料プランを含む全プランで使えるが、利用量には上限がある。CNET Japanが伝えた。

操作は画面横のサイドバーから行う。開いている文書の要約、選んだ箇所の書き直し、見出しや書式の調整、書式の崩れの検出ができる。OpenAIは、手元のメモを仮説・前提・リスクに分けた投資メモに仕立てる例や、契約条項をかみ砕いて説明したり、法務に確認すべき点や用語の不統一を洗い出したりする例を挙げている。ChatGPTと連携したOutlook、SharePoint、Google Workspace、Dropboxのメールやファイルを参照しながら書くこともできる。役員向けメモや契約書レビューのように繰り返す作業は、指示や基準を「スキル」として保存しておけば毎回同じ条件で処理できる。

導入はMicrosoft Marketplaceから「ChatGPT」アドインを追加し、ChatGPTアカウントでサインインする。アドインはWord、Excel、PowerPointで共通だ。組織によってはMicrosoft 365管理者の有効化が必要になる。利用量には各プランのChatGPT上限が適用され、Codexなどを含むプランでは同じ利用枠から差し引かれる。法人向けにはBusinessとEnterpriseプランを対象に、最上位モデル「GPT-5.6 Sol」をWordで試せる無料プレビューを9月17日から30日まで提供する。この期間の利用は上限に数えない。

データの扱いにも線が引かれている。PC内のファイルを勝手に読むことはなく、連携アプリを除けば、ChatGPTに渡るのはWordで開いている文書とプロンプトの内容だけだ。アドイン内のチャットは通常の会話履歴と分かれ、メモリー機能も引き継がれない。Business、Enterprise、Edu、Teachersでは初期設定で学習に使わない。OpenAIは、誤った編集が起こり得るとして、重要な事実や数字の確認と文書の控えの保存を求めている。

Microsoftは自社でCopilotをOfficeに組み込んでいる。その主戦場にOpenAIが自前のアドインで入り込んだ形で、企業は同じOffice上で2つのAIのどちらを選ぶかを迫られることになる。

出典 — CNET Japan

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