ロボット / TechCrunch /2 分
Joby、無人で全米横断3,100マイル飛行。空飛ぶタクシーの先へ
電動エアタクシーで知られるJoby Aviationが、同社の自律飛行技術を搭載した機体で、人間のパイロットが一切操縦せずに全米3,100マイル超を横断飛行したと発表した。改造したセスナ・キャラバンを使い、離着陸・地上走行・航法まで自律で実施。医療搬送や災害対応、防衛物流も視野に入れる。国防総省との関係を深め、eVTOLに続く第二の事業として自律技術を推し進める姿勢を鮮明にした。
電動の垂直離着陸機(eVTOL)で知られるJoby Aviationが、同社の自律飛行技術を搭載した機体で、人間のパイロットが一度も操縦を代わらずに米国内を3,100マイル(約5,000km)以上横断して飛行したと金曜に発表した。
この飛行は自律技術の実力を示すと同時に、同社の野心が電動エアタクシーの枠を大きく超えていることを示した。Jobyは「米国初の自律飛行による大陸横断」と表現し、自律的な地上走行、離陸、航法、着陸を含んだとしている。機体はカリフォルニアの本社とサウスカロライナのショー空軍基地から遠隔で監視され、法令順守のためパイロットは搭乗していたが、全行程を機体が自律的に遂行したという。今後2週間かけてルイビル(ケンタッキー州)やソルトレイクシティなどに立ち寄りつつ西海岸へ戻る予定だ。
機体には改造したセスナ・キャラバンが使われた。Jobyは今回の飛行で、自律技術がさまざまな環境やミッション、すなわち医療搬送、災害対応、防衛物流などに対応できることを示したとしている。同社の自律スタックは幅広い従来型機体に後付けできる設計で、まずは自律スタックを搭載した地域向け機体を市場に投入する計画だ。これは防衛任務にも商業貨物輸送にも使え、AFWERXとの1,700万ドルの空軍契約に支えられている。
Jobyは空飛ぶタクシーで注目を集める一方、米国防総省と長年の関係を築き、軍事分野への傾斜を強めている。8月にはRF・センサーシステムを手掛けるオハイオ州のResonant Sciencesを現金・株式で5億ドルで買収し、専門の防衛事業を立ち上げた。この事業には、タービン電動・水素電動機の開発や自律技術スタックなど複数のプロジェクトが含まれる。前年には防衛請負大手と、自律飛行が可能なガスタービン・ハイブリッドの垂直離着陸機を防衛用途向けに開発する機会を「探る」協定も結んでいる。
出典 — TechCrunch
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