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Highlanders、GENIACに採択。国産人型ロボで基盤モデル開発
ロボットベンチャーのHighlandersは、経済産業省とNEDOが進める「GENIAC」のロボット基盤モデル研究開発事業に採択された。物体との接触状態を推定しながら動作を生成する国産のフィジカルAI基盤モデルを開発し、量産を進める自社のヒューマノイド「N」に載せて、自動車製造の位置合わせ工程での性能を検証する。「N」は三菱自動車工業と量産化を進めており、2027年の出荷開始を予定する。労働力不足への対応として、国産の機体と基盤モデルを一体で育てる狙いだ。

ヒューマノイドや4足歩行ロボットを開発するHighlandersは、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「GENIAC」のロボット基盤モデル研究開発事業に採択された。9月9日のキックオフでは研究開発計画を発表し、採択事業者で唯一、自社の国産ヒューマノイド「N」を壇上で歩かせた。
開発するのは、対象物との接触状態を推定しながら動作を生成する基盤モデルで、自動車製造の位置合わせ工程を最初の対象とする。計画では、実機・模擬・シミュレーションの環境を整え、視覚、触覚、力覚、関節トルクなどを同期させた実機のマルチモーダルデータを集める。そのうえで、視覚・言語・行動を統合する「VLA」と、物理状態を扱う世界モデル「WM」を開発し、接触力、滑り、押し付け、姿勢の崩れなどを予測させる。モデルは「N」に実装し、学習していない部品を含めた位置合わせ性能を確かめる。データ収集拠点では、機体・計算機・施設の電力ログを取り、CO2削減効果も検証する。
同社が強調するのは訓練データの質と量だ。フィジカルAIは物理世界のセンサー情報を必要とするため、データ収集が業界全体の課題になっている。少数の手作り試作機では個体差や耐久性の問題でデータが荒れるため、機構、電子回路、組み込みソフト、AIを垂直統合で自社開発し、均質な機体を量産して長時間動かす体制を整えている。「N」の量産は三菱自動車工業と進めており、2027年の出荷開始を目指す。
増岡宏哉代表は、海外製ヒューマノイドで集めたデータで学習したAIはその機体でしか性能を発揮しにくいと指摘し、国産の機体と基盤モデルを一体で持つ意義を訴える。今後は作業者の補助、部品供給、仮保持、組付け補助、検査補助へと適用範囲を広げる計画だ。
出典 — PR TIMES
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