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Google、家族向けAIエージェント「CC」を米国で提供開始

Google Labsが実験的に提供するパーソナルAIエージェント「CC」が、家族・世帯向けに拡張された。最大6人を招待して情報を共有し、カレンダーやタスクの整理、献立作りや各種申込書の記入といった生活の段取りを任せられる。CC自身が検証済みのGoogleアカウントを持ち、明確な権限モデルの下で動く点が特徴で、参照できるのは各メンバーが共有を選んだ情報だけだ。対象は米国在住の18歳以上・個人Googleアカウントで、既存ユーザーには数日内にアップグレードの案内メールが届き、新規はウェイトリストで受け付ける。

Google Labsは、パーソナルAIエージェント「CC」を家族・世帯向けのエージェントに拡張した。CCは5月にGeminiアプリへ持ち込まれ、初期テスターの多くが日常的に使う習慣になっていたという。そこで最も多かった要望が、忙しい家庭の運営をもっと助けてほしいというものだった。学校の予定、部活や習い事、請求書の支払い、今日の夕食——家庭の管理は複数人の共同作業であり、情報が各自のアカウントに散らばることでさらに面倒になる。

今回のCCは、自前の検証済みGoogleアカウントを持つ。エージェントに固有のIDと明確な権限モデルを与える設計で、最大6人がCCを管理し協働できる。CCが見られるのは各メンバーが共有すると決めたものだけだ。たとえば子どもの学校、地域のスイミングセンター、かかりつけの動物病院からのメールを共有すると、CCがそれらを自動で仕分けし、共有の朝ブリーフ「Your Day Ahead」を作る。誰がどこにいる必要があるのか、何をやるべきか、CCが前日に何を済ませたのかが全員に見える形になる。重要な日付やToDoは自動で追跡され、家族用のカレンダーやタスクリストに反映され、状況が変わっても追従する。参加同意書や習い事の申込PDFの記入、学用品の買い物リスト作成、週次の献立作りといった手間のかかる作業も任せられる。情報が足りなければCCの側から尋ね、グループのメモリを更新して次回に活かす。

共有のコントロールは細かい。常に共有したい差出人(子どもの学校や旅行の予約など)を指定でき、毎週、新しく届いた差出人の一覧が本人だけに届いて共有するかを選べる。単発の情報は、誕生会の招待状の写真や練習スケジュールをメールやGoogle Chatで送ればCCがカレンダーを更新する。Driveのフォルダやファイルを共有したり、カレンダーにCCを追加することもできる。

実装面では、CCはGmail、Chat、Docs、Calendarと連携し、1つのCCごとに隔離されたクラウドコンピューター上で、Googleのエージェント実行基盤と最新のGeminiモデルを使って動く。だからこそ、クラス登録PDFの事前記入、Google Maps API経由で連続する予定の間の実走行時間を確認する、共有のDocsやSheetsを作るといった作業ができる。メモリは、世帯全体に当てはまるもの(定番の買い物リストやお気に入りの店)と個人に属するもの(食事の好みやタイムゾーン)を区別して覚える。CCはGoogle Labsの初期段階の実験で、提供はwebとモバイル、対象は米国の18歳以上・個人Googleアカウントに限られる。

出典 — Google Blog

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