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古川俊治氏が新デジタル相に。AI戦略と科学技術政策もデジタル相へ集約
高市早苗首相は9月17日に内閣改造を行い、第2次高市改造内閣が発足した。自民党の古川俊治参院議員が初入閣し、デジタル大臣に就任した。外科医と弁護士の両方の資格を持ち、前任の松本尚氏に続く医師出身のデジタル相となる。改造前は経済安全保障担当相が担っていた科学技術政策や人工知能戦略、知的財産戦略、宇宙政策がデジタル相に移り、AI・科学技術分野をデジタル相が一括して担う体制になった。松本氏が担当していた行政改革と国家公務員制度は、中司宏こども政策担当相へ移っている。
高市早苗首相は9月17日に内閣改造を行い、第2次高市改造内閣が発足した。デジタル大臣には自民党の古川俊治参院議員が初入閣で就任した。
今回の改造で目を引くのは、担当領域の再編だ。古川氏はデジタル大臣に加え、AI・デジタル改革推進、サイバー安全保障、コンテンツ戦略を担当する。さらに内閣府特命担当相として、科学技術政策や人工知能戦略、知的財産戦略、宇宙政策も受け持つ。改造前は、デジタル大臣がデジタル行財政改革、行政改革、国家公務員制度、サイバー安全保障などを担当し、科学技術政策や人工知能戦略、知的財産戦略、宇宙政策は経済安全保障担当相の所管だった。つまりAI・科学技術関連の政策がデジタル相に集約された形になる。一方、松本尚前デジタル相が担当していた行政改革と国家公務員制度は、中司宏こども政策担当相へ移った。
古川氏は1963年生まれ、さいたま市出身の63歳。1987年に慶應義塾大学医学部を卒業し、外科医として臨床に携わった。その後、同大学の文学部と法学部も卒業して司法試験に合格し、1999年に弁護士登録している。慶應義塾大学では法科大学院の教授と医学部外科の教授を兼ね、英オックスフォード大学でMBAも取得した。2007年の参院選で埼玉選挙区から初当選して政界入りし、当選は4回。党では社会保障制度調査会副会長や、医療情報政策・ゲノム医療推進特命委員会の委員長代行などを務めてきた。前任の松本氏も医師出身で、金沢大学医学部卒業後に日本医科大学で救急医学の教授を務め、2021年に衆院議員に初当選、2025年10月の高市内閣発足時からデジタル相を務めていた。
政策の実務面で意味を持つのは、人事そのものよりも所管の統合のほうだろう。AI戦略が経済安全保障の枠から離れ、デジタル行政やサイバー安全保障、知的財産、宇宙政策と同じ大臣の下に並ぶ。AIの利活用推進とリスク規律、データやコンテンツの権利処理、そして行政システムの整備は本来つながった論点であり、所管が分かれていれば調整に手数がかかる。まとまったことで、AI関連の制度設計がどの軸で進むのかは見えやすくなる。医師と弁護士という経歴、医療情報やゲノム医療の政策に関わってきた実績から見れば、医療データの扱いや個人情報保護の周辺が具体化しやすい領域とみられる。
出典 — CNET Japan
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