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エクサウィザーズ、住友電装と工場向けAIエージェント群を共同開発
エクサウィザーズは住友電装と、生産現場で動く複数のAIエージェントの共同開発を始めた。カメラやセンサーと組み合わせ、ラインの異常の兆しを検知する「監査AI」、現場リーダーに対応を促す「介入AI」、熟練者との対話で暗黙知を蓄積する「レビューAI」を構築する。2026年8月に着手し、今年度中に海外拠点で実証、来年度のグローバル展開を目指す。住友電装が掲げるスマートファクトリー構想の一部で、エクサウィザーズにとってはフィジカルAIの第一弾となる。
エクサウィザーズは、住友電装と共同で、生産現場で稼働するAIエージェント群の開発を始めた。AIエージェントをカメラやセンサーなどのハードウェアと組み合わせ、現場の異常に気づき、熟練者の技能を学ぶ仕組みをつくる。エクサウィザーズがAIを製造・インフラの現場で動かす「フィジカルAI」に取り組む第一弾の案件で、開発は2026年8月に始まった。今年度中に海外拠点で実証し、来年度のグローバル全面展開を目指す。
開発は2段階で構成する。第1段階の「見て、知らせる」では、ラインのカメラ映像や設備データから生産ペースの低下や異常の予兆をリアルタイムに捉える「監査AI」と、現場リーダーに適切な対応を促す「介入AI」をつくる。第2段階の「学んで、教える」では、熟練者やリーダーとの対話を通じて暗黙知を集める「レビューAI」を開発し、蓄積した知見は将来的に教育や人材育成に回す。エクサウィザーズは画像・映像認識、3次元認識、視線・動作解析、ローカルLLMやエッジAIの技術を持ち、2026年3月時点で累計310件の特許を出願している。個別の現場で作ったAIは共通基盤化し、エージェント開発・運用基盤「exaBase Studio」とも連携させる考えだ。
住友電装は2026年策定の「中期経営計画2028」で、AIを使ったスマートファクトリー構想を掲げる。需要予測、人員配置、物流遅延予測などの専門エージェントが連携して指示を出す「マルチAIエージェント」によって、無人化ラインと人とロボットの協働ラインを組み合わせた自律制御工場を目指す。今回の取り組みは、2025〜2026年の「基盤確立・現場実証」フェーズの実装案件の一つで、2027〜2028年のモデルライン構築、2030年のグローバル展開につなげる。
生成AIの業務活用はこれまでオフィス業務が中心で、身体動作を伴う現場への適用は途上にある。熟練者の退職による暗黙知の消失や海外拠点の技能のばらつきは多くの製造業に共通する課題で、エージェントを現場の監視と技能伝承に使う実例として注目される。
出典 — PR TIMES
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