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AIサーバーが直流800V給電へ。日本は高圧扱いで対応が急務
日経クロステックが、AIサーバーの給電方式が直流800Vへ移行する見通しであると伝えた。問題は日本の電気設備規制で、海外では低圧として扱われる電圧帯が、日本では高圧に区分される点にある。高圧扱いになると有資格者の配置や設備面での対応が必要になり、導入のハードルが上がる。記事は、こうした制約の多さから日本がAIサーバーの設置先として避けられる可能性を指摘している。記事本文は有料会員向けで、詳細な技術的内容や事業者の対応状況までは公開されていない。

日経クロステックが、AIサーバーの給電方式が直流800Vへ移行する見通しである一方、日本での導入には課題が残ると報じた。
論点は電圧の区分にある。直流800Vは海外では低圧として扱われるが、日本の制度では高圧に区分される。高圧設備になると、有資格者の配置や設備面での対応が必要となり、データセンターの設計・運用にかかる手間とコストが海外と同じ条件では済まなくなる。記事は、こうした制約の多さゆえに、日本がAIサーバーの設置先として避けられる可能性があると指摘している。
背景として押さえておきたいのは、直流800Vという数字が出てくる理由だ。ラックあたりの消費電力が数十kWから100kW超へ上がっていくと、従来の低電圧・大電流の給電では銅線の断面積と導体損失が現実的でなくなる。電圧を上げて電流を下げ、変換段数も減らすというのが高電圧直流給電の狙いである。つまりこれは効率改善の選択肢というより、高密度AIラックを成立させるための前提条件に近い。
そのため、規制上の区分の違いは単なる手続きの差では終わらない。同じ仕様のAIサーバーを入れるのに日本だけ追加の要件が乗るのであれば、グローバルに立地を選べる事業者にとっては比較検討のマイナス材料になる。記事が伝えているのは制度と設備要件のギャップという論点までで、具体的な制度改正の動きや事業者の対応状況は本文が有料会員向けのため確認できていない。ただし、国内でAIデータセンターの新設・増設を検討する立場であれば、電気設備側の要件が今後どう整理されるかは、用地や電力契約と並ぶ確認項目になるとみられる。
出典 — 日経クロステック
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