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ユニバーサルロボット、第7世代「Gen 7」発表。演算40%増・設置30%減
ユニバーサルロボット(UR)が、フィジカルAI 対応をうたう第7世代の協働ロボットプラットフォーム「Gen 7」を IMTS 2026(米シカゴ)で発表した。新アーム「g-Series」に加え、コントローラ、ティーチペンダント、ツールフランジまでを一体で刷新している。コントローラは従来比で演算性能を40%向上させつつ設置面積を30%削減し、ツールフランジはデータ・電源・安全信号を先端まで直接供給する。国内は10月8〜9日に秋葉原で初公開する。

協働ロボット大手のユニバーサルロボット(UR、本社デンマーク・オーデンセ、米Teradyne 傘下)が、第7世代のプラットフォーム「Gen 7」を発表した。発表の舞台は米シカゴの McCormick Place で開幕した工作機械・生産技術の国際見本市「IMTS 2026」(9月14〜19日)。新型ロボットアーム「g-Series」を中心に、コントローラ、ティーチペンダント、ツールフランジまでを一体で見直したシステム全体のアップグレードで、ロボットOS「PolyScope X」を基盤に再設計している。
設計思想として前面に出ているのが「AI Ready(フィジカルAI 対応)」だ。実装として分かりやすいのは新しいツールフランジで、データ・電源・安全信号をフランジ部まで直接供給する。外部機器の配線がフランジで完結するため取り回しが簡素になり、カメラや高帯域センサを付けやすい。AI モデルをロボットと同時にリアルタイムで動かす構成を組む際、この配線の問題が地味に効いてくる。あわせてフォーストルクセンサ、インピーダンス制御、RTDE(Real-Time Data Exchange)を標準装備し、ロボットが「触覚」に相当する情報を使えるようにした。柔軟なハンドリングや、押し付け力の管理が要る組立を想定している。
コントローラは従来世代比で演算性能を40%向上させながら、設置面積を30%削減した。複数ネットワークとの同時通信に対応し、PLC、HMI、MES、産業用PC、画像処理システムと直接つながるため外部スイッチの追加を抑えられる。発売時点では単体のコントロールボックス版と制御盤内に組み込むコンパクト版を用意し、既存の e-Series および UR Series のアームにも接続できる。ソフトウェア面ではオープンAPI と ROS 2 通信に対応し、産業用PC や外部の AI 処理を組み合わせたエッジAI アプリケーションを構築できる。追加パッケージで ProfiSafe、OPC UA、ロジックプログラムも利用可能だ。
操作系も刷新された。ティーチペンダントは従来比20%以上軽量化し、フルHDディスプレイ、機能を割り当てられるスマートボタン、バーチャルジョイスティックを備える。さらにアーム先端側で直接ティーチングやプログラミングができるスマートパネルが加わり、安全規格に適合したフリードライブ、LED表示、PolyScope X のスマートスキルを呼び出せる設定可能な入力ボタン3個を備える。多品種少量生産のように人の関与が頻繁に必要な現場では、段取りとプログラミングの時間短縮に直結する。
安全とセキュリティの認証も整理されている。Gen 7 の安全機能は ISO 13849-1 に基づくPL d/カテゴリ3に対応し、g-Series の全アームが ISO 10218-1 と UL 1740 についてTÜV 認証を取得。Teradyne Robotics 自体も IEC 62443-4-1 ML3 を取得しており、ソフトウェア開発の各工程にセキュアな開発プロセスが組み込まれていることが確認されている。国内では10月8日(木)・9日(金)に東京・秋葉原のアキバ・スクエアで開く「UR協働ロボットフェア2026」で初公開し、UR10g-1750 と UR17g-1300 の実機、CB7 Core コントローラ、TP7 Core ティーチペンダント、SP7 スマートパネルを操作体験できる。
出典 — PR TIMES
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